iPhoneのイヤホン、いつかは完全ワイヤレス化
iPhone7からイヤホン端子が廃止され、一律でライトニングケーブル端子のイヤホンになりましたが、実はAppleが狙っているのは「イヤホンの完全ワイヤレス化」です。
現在も一応は、iPhoneに有線イヤホンが付属していますが、おそらく最終的には全てワイヤレスになる可能性が高いです。
そんな、イヤホンの完全ワイヤレス化を目指すアップルから発売された「AirPods」は、完全ワイヤレスイヤホンの一つの完成形とも言えるガジェットです。
非常におすすめなので、このAirPodsの魅力をご紹介します
完全ワイヤレスイヤホンとは?
現在、有線イヤホンと並び、イヤホン業界で市民権を得ているのが「ワイヤレスイヤホン」です。
これは、イヤホンと端末間の接続を、無線技術の「Bluetooth」によりワイヤレス化しているイヤホンです。
iPhone7からのイヤホン端子廃止に伴い、ここ数年でワイヤレスイヤホンの市場は一気に拡大しましたが、実はイヤホン業界は既に次のステップ「完全ワイヤレスイヤホン」時代に突入しています。
ワイヤレスイヤホンをベースとした完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホンと端末間の接続のワイヤレス化はもちろん、左右のイヤホン同士の接続もワイヤレス化したイヤホンです。
従来のワイヤレスイヤホンは、左右のイヤホン同士はまだケーブルで繋がっていたので、これを撤廃したことにより「完全」ワイヤレスイヤホンと呼んでいます。
Apple AirPodsとは?
2016年の12月にAppleが発売した「AirPods」は、それまでのワイヤレスイヤホンの常識を覆す、完全ワイヤレスイヤホンとして発売されました。
左右のイヤホンが別体になっているAirPodsは「耳からうどん」などと呼ばれ、その独特のAppleフォルムと、充電器を兼ねる収納ケースなどが話題となり、あっという間に品切れする人気商品になりました。
iPhone7からのイヤホン端子の廃止は、実はAirPods発売のフラグとも言われており、始めからアップルが「イヤホンの完全ワイヤレス化」を見越していたと言われています。
現在も人気商品として売れ続けているAirPodsは、完全ワイヤレスイヤホンのトップセールスを続けています。
iPhoneとAirPodsのペアリングが近未来すぎる件
AirPodsは接続にBluetoothを用いた完全ワイヤレスイヤホンなので、イヤホンとして使う為には、対象端末との「ペアリング」が必要になってきます。
通常のイヤホンのペアリングは、端末側でイヤホンを認識させてペアリングする必要がありますが、AirPodsとiPhoneのペアリングは、箱から取り出しばかりのAirPodsをiPhoneに近ずけ、AirPodsのケースを開けるだけで開始されます。
具体的には、AirPodsのケースを開けるだけで、iPhoneの画面に「接続」というポップアップ画面が出てくるので、あとはその接続ボタンをタップするだけでペアリングが完了します(iPhoneのBluetoothがONという前提です)
あまりにシームレスはペアリングなので、言葉で説明すると非常にあっけない内容ですが、実際にこれを体験すると、かなりの近未来感を味わうことができます。
その場で初めて出会ったAirPodsとiPhoneが、AirPodsのケースを開けるだけで、お互いが認識できる、、、これは実に素晴らしい事だと思いませんか?
AirPodsのバッテリーの持ちや音質について
完全ワイヤレスイヤホンは、端末間と左右のイヤホン同士が、常にBluetoothで接続されている状態なので、バッテリーの減りが早い印象を持たれているかもしれません。
そんなイメージとは裏腹に、実はAirPodsは左右のイヤホンだけの単独動作で5時間、充電器を兼ねた専用ケースでの充電を含めると、スペック上はトータル24時間動作するというロングバッテリーライフを実現しています。
また、イヤホンとしての肝心の音質ですが、低音から高音までスムーズに聞こえ、音質は非常に良いと言えます。
このあたりは「iPod」で培った資産が、大いに活かされていると言えます。
Apple AirPodsを使ってみた感想 まとめ
一度AirPodsを使ったら最後、二度と有線イヤホンや通常のワイヤレスイヤホンを使えなくなります。
iPhoneとのペアリングを意識させないシームレスな接続、素晴らしい音質にロングライフのバッテリー、一見落ちそうで全く落ちる気配のない左右のイヤホンなど、AirPodsはまさに近未来を感じさせる、iPhone渾身の完全ワイヤレスイヤホンです。