電磁波による影響がある
普段何気なく使用しているパソコンやスマートフォンですが、実は多くの電波を発生させているのをご存知でしょうか?
最近では、パソコンでもWi-Fiによる接続が当たり前になっていますが、これも電波を送受信することで接続させています。
携帯電話は、言わずもがな4Gや最新の5G電波などで通話やインターネットを楽しむことができるのです。
この他にも、電磁波と呼ばれるものがデバイスから発せられており、実はこれが体に悪影響を及ぼしています。
パソコンなどのデバイスは、スイッチが入っていなければ動きません。
しかし、たとえ動いていなくてもスイッチの部分までは仮に100Vの電圧がかかっていて、そこに電場が発生しています。
電場は電圧がかかれば必ず発生して、スイッチを入れ稼働させることによって電線に電流が流れるようになります。
電流が流れると今度はその周囲に磁場が発生します。
パソコンを例にすると、電源を入れているパソコンからは電磁波が発生して、人体に影響を与えているのです。
また、磁場はほとんど発生しないのですが、反対に電場は大量に発生しています。
特に、ACアダプターは意外と電磁波が多いので特に注意したいものです。
まだ電磁波が人体に及ぼす影響ははっきりと解明されていませんが、1987年にアメリカのサビッツ博士の調査では、「2mG(ミリガウス)以上の磁場で小児白血病が1.93倍、小児筋肉腫瘍3.26倍」という結果が報告されています。
大人への影響は限りなく低いのですが、それでも長時間被爆すると疲れやすくなったりする傾向があります。
主な対策は、アース線への接続です。
どうしても邪魔に見えてしまうアース線ですが、しっかりと接続して電磁波を発生させないようにすることが重要です。
特に寝室で影響を受けやすい
電磁波の影響が最も発生したいのが寝室です。
電磁波は、パソコンやスマートフォンだけでなく、コンセントなどからも発生します。
また、エアコンなどからの発生もあるのですが、これらは寝室にも揃っています。
ベッド周りにコンセントがあると、知らないうちに長時間電磁波を被爆してしまい、睡眠を阻害するリスクがあります。
なかなか電磁波を完全除去するのは不可能な話ですが、オールアース住宅と呼ばれる電磁波を極力抑えた住宅も存在します。
また、単純にベッド周りの特に頭部に近い位置に家電を置かないというだけでも効果があります。
携帯電話はブルーライトで目にダメージも
電磁波だけでなく、特に携帯電話やスマートフォンで注意したいのが目への影響です。
ブルーライトとは、波長が380~500nmの青色光のことを指します。
ヒトの目で見ることのできる光を可視光線と呼びますが、もっとも波長が短くて強いエネルギーを持っています。
角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達して、人体に影響を及ぼします。
パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く使用されています。
ブルーライトによって、メラトニンの分泌が抑制されて、夜になって多く分泌されてしまい、睡眠を阻害するのです。
また、眼精疲労やドライアイ、肌への影響も懸念されています。
厄介なブルーライトは、画面の色調調整やブルーライトを抑制するアプリの導入などで防止できます。
また、画面にブルーライトカットのフィルムを貼ったり、メガネをかけるのも有効的です。
まとめ
便利になった反面、デバイスからは様々な影響を私達に及ぼします。
完全に抑制するのは困難ですが、普段から意識して遠ざけるだけでも十分効果がありますよ。